総移動距離3000km超えの18きっぷ旅 大嵐編
前回の記事
前回では、豊橋から中部天竜まで行って少し散策を楽しみました。
今回はその続きです。
まずは天竜峡へ
さあ来ました天竜峡行きです。
乗ると、思ったより人が多く乗っていました。
飯田線を乗り通そうと思っていたのは私だけではなかったです。
このように、飯田線沿線はダムがあちこちあるので集落が水に沈んだりするのは珍しくありません。
実際、飯田線の線路まで水没して新しく線路を引いたこともあったそうです。
やはり天竜川は水が綺麗ですね。
飯田線はこのまま天竜川と同じところを通るので、ずっとこの川を見ることになりますが飽きません。
そして城西駅に到着。
文字が駅名通りに白っぽくなっていて笑えます。
列車は水窪駅へ。
ここで特急のすれ違いを行うそうですが、一向に来ません。
アナウンスで、次の大嵐駅ですれ違いを行うと言っていました。
トラブル発生
大嵐駅(おおぞれ)に着きました。
特急が遅れているらしく、全然来ないんですが、、
と思っていたら不吉なアナウンスが。
「この先 小和田〜中井侍間におきまして落石が発見されたため、この列車は当駅にて運転を見合わせております。」
ええええ?!
なお、駅の係員が現場を確認したところ問題ないとされて、遅れてた特急は平気な顔で落石現場を通り大嵐駅を通過した模様。
私が乗っていた普通列車は通してくれませんでした。
アナウンスによりさらに悪い知らせが。
「点検の係員が現場に向かっております。係員の到着は12:30を見込んでいます。なお、点検には2時間以上を要する予定です。」
何ぃぃぃぃ?!
やり場のない怒り・悲しみが吹き上がりました。
このまま帰れなくなるとまずい、、
そう思っても反対方面の列車は来ないですし、何せ山の中なので他の手段は無いのです。
仕方がないのでずっと待ち続けることになりました。
やはり、飯田線を乗り通してやる!!笑笑
などと飯田線を舐めていたのかもしれません。
こんな山間部(浜松市)で監禁状態に合うと、もう運も尽きて人生が終わった気分になりました。
私は待っている間、とにかく帰りたいと願っていました。
こんなに、孤独を感じたのは初めてです。
たしかに、同じ列車に乗っていた人は他に数十人いましたがそれでも寂しかったです。
そして3時間後。
「お客様にお知らせいたします。先程小和田〜中井侍間におきまして落石が発見され点検を行った影響により当列車は運転を見合わせておりましたが再開の目処が立ちました。」
キタアアアアア!!
ブログだとこんなにあっさり終わってしまいますが、とても辛かったです。
ああ、本当に良かった。と心から思える瞬間でした。
しかしまだ終わったわけではないです。
今度は帰らないといけません。
どうやら、この先の伊那小沢で対向列車に乗れるそうなのでそうします。
伊那小沢に到着。
急いで反対側の電車に乗りました。
そうして列車は小和田駅に停車。
小和田駅は、かなりの秘境駅で毎年多くの秘境駅ファンが訪れています。
人が訪れすぎているので秘境駅でないとか言うのは禁句です。
ここから先、家に帰れるのが確定して安堵したのか眠りにつきました。